お米ができるまで

当農園ではこんな米作りをしています。

【籾選別】

以前は「塩水選」という、塩水に浸けて沈んだ種籾を使用していましたが、塩を大量に
使って使用後の塩水の処分に困るので、近年は真水にて選別をしています。
海水ですることも検討中です。

底に沈んだものが実がしっかり詰まった良い種です。
ちなみに種は自家採種。
種を毎年取っていくと、稲が段々とその土地の環境に馴染んでいき、食味が上がっていきます。良い子孫を残していくのもひと手間掛かります。

【籾まき】

選別した籾は約100時間水に浸けて、1mmほど根が出ましたら箱に籾を播きます。
育苗に使用する土には肥料は不使用、逞しく育てます。
また、籾まき時に病気予防のために化学農薬を掛ける農家さんが多いですが、当農園は不使用です。

【育苗】

播いた籾は事前に作った苗床に並べます。
芽が出て少し大きくなると、水を張って管理します。
水を張ることで、稲苗にとってより自然な環境になり、病気が発生しにくくなります。

一か月もすると20センチほどの苗に。

【田植え】

1か月近く苗を育てた後に、田んぼに植えます。
植え方は病気予防ために、間隔を空けて密にならないようにします。

【除草作業】

除草剤を使用しない田んぼでは、田植えの3日目くらいから約1カ月の田んぼの除草作業が始まります。
もっとも大変な作業の一つです。

機械が通った後は、発芽して間もない草が・・・コナギという厄介な草です。

除草作業はタイミングがとても大事。
以前、タイミングが少し悪かったのに加えて、育苗を失敗して稲が草に負けてしまいこんな酷い田んぼになったことがあります。

【溝切り】

田植え~稲刈りの前に溝切りを行います。
稲刈り時は田んぼがぬかるむと刈り取りができないことがあるので、排水のために溝を掘ります。
溝切りをしとかないと、稲刈り後はこんな田んぼになります。
これはコンバインがスタックしてもおかしくなかったなぁ。。

こうならないために、田圃に溝を掘ります。

【草刈り】

栽培期間中は、田んぼの中の除草はもちろん、田んぼの外の草刈りも重要です。
稲への風通しをよくして生育を促し、病気の予防にもなります。
夏場の草刈り作業は米作りの一番の重労働かもしれません。

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【稲刈り】

稲穂のほとんどが熟してくると稲刈りです。
雨が降ると稲が濡れてコンバインに詰まるので、天気予報を確認しながらの日々が続きます。

稲刈り中に、田んぼの外からわからなかった気づきを得られることあります。
シンプルで重労働ですが、来年への対策を練りながらの作業です。

乾燥】

収穫した籾は、乾燥機に入れて乾燥させます。

安全に配慮した米作りをしていますので、玄米で召し上がるお客様が多く、発芽能力を損なわないよう高温で乾燥しないようにしています。(40℃以下)
時間と燃料掛かりますが、活力があって良食味になるよう丹念に仕上げます。